L'homme du destin 〜運命の人〜 花より男子二次小説

花より男子二次小説。漫画の展開からのタラレバ話を世代を超えてつくってみました。自己満足レベルなので、あしからず。

④稑

13年後。


つくしの息子、稑は18歳になった。

国立大学の1年生。

身長180センチで、スポーツ万能。

真面目で、正義感が強く、

母親想いの優しい性格。

 

最近稑は、サークルの先輩の紹介で、

週4日でバイトを始めた。

 

 

「お疲れ様ですっ!!

今日も、よろしくお願いします」

 

「あ、佐伯クン。今日もよろしく〜」

指導係の田中さんが手を振る。

 

ここは、石油から食品まで扱う総合商社。

稑は、資料作りなど、雑務の手伝いをしている。

 

「そうそう!今日、ウチの社長が社内周ってるみたいだから。」

 

「エッ!?社長って、花沢社長ですか??」

 

先輩の代わりに、バイトすることが決まってから、自分なりに、この会社について調べてみた。

利益優先としない、現社長になってからは、黒字が続き、さらに成長を続けている。 

 

田中さん曰く、一見穏やかな人柄だけど、

誰よりも、人の事を見抜いているんだそう。

 

幼少期は、体が弱く内気な性格で、いつも幼馴染グループと一緒で、静かな性格だったらしい。

が、ある時から、人前でも笑うように、

明るくなったらしい。。。