L'homme du destin 〜運命の人〜 花より男子二次小説

花より男子二次小説。漫画の展開からのタラレバ話を世代を超えてつくってみました。自己満足レベルなので、あしからず。

⑰決別

司がNYに立ち、それぞれの道を歩む事になった

17歳の冬。

 

その頃の事は、あまり覚えていない。

思い出したくない。。

 

F3とは、今まで通り学校の中でも会っていたし、以前と変わらず接していた。

 

 

。。。ただ、どうしても、3人の向こう側に、

道明寺の姿を、思い出してしまった。

 

忘れたくても、強烈すぎて、

忘れられない存在。

 

〝思いは、風化する〝

 

「無理に、忘れようとしないでいいんだよ。」

 

「そ。牧野は、牧野らしくで、いいんだよっ。」

 

優しい言葉で、励ましてくれる3人。

いつまで、甘えているのだろう。。

 

アイツらといると、否が応でも、

道明寺の話が聞こえてきた。

 

これから、私はどうやって生きていく?

ずっとこの想いを抱えたまま、

この先の人生も、生きていく??

 

道明寺を好きだった、という事実は

変わらない。

大切にしたかった想い。

 

涙が止まらなかった。

 

 

 

「ここで泣けばいいよ。」

 

 

花沢類が、

 優しく髪を撫でながら、胸に引き寄せた。

 

花沢類の胸の中で、

心地良さを感じつつも、罪悪感を覚えていた。

 

弱くなっていた自分。

優しさに甘えていた自分。

 

もっと強くなりたい。

1人で歩ける強さが欲しい。

 

 

ある時から、F3や桜子、滋さんから距離を置くようになった。

もともと、住む世界が違う人達だった、、、。

 

 

良い思い出、悪い思い出、

数え切れないほどあるけど、

今の私には、全てが辛すぎる思い出。

 

 

そんなつくしの思いを察していたのか、

F3達からも、距離を置くようになった。

 

そして、互いに、疎遠になっていった。

 

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