L'homme du destin 〜運命の人〜 花より男子二次小説

花より男子二次小説。漫画の展開からのタラレバ話を世代を超えてつくってみました。自己満足レベルなので、あしからず。

「佐伯君、申し訳ないんだけどさ、

また、おつかい頼まれてくれない?? 

新しいコーヒーマシンが、まだ届いてなくて。」

田中さんが、少し申し訳なさそうに話しかけた。

 

「全然、いいですよ!!

この間は、オレもご迷惑かけちゃいましたし。」

 

「いやいや、こっちも無理させちゃったし。

今度は、5人分だから笑」

 

「了解しました笑」

 

稑は、会社近くのコーヒーショップに急いだ。

 

店の中に入ろうとすると、

入口で、見覚えのある制服姿の女の子が、

こちらを見ていた。

 

「ん?あっ!!君、この間の!?」

 

「あ、そうです、、、ハイ。どうも、、」

稑に、軽く会釈をする梓。

 

「あの、、、この間は」

二人とも同じタイミングで話し始めた。

 

「あ、どうぞ。」

この間とは打って変わって、大人しい雰囲気で、先を譲る梓に、 戸惑う稑。

 

「あっ、、あぁ。その、この間は、ちょっと

言い過ぎたっていうか、大声で怒鳴ちゃって

、なんか、その、すみません。」

稑は、梓に向かって頭を下げた。

 

「私も、、、その、あなたに言われた事で、

大切な事を思いだしました、、、ありがとう。」恥ずかしそうに、俯き加減で話す梓。

 

「。。。もしかして、ここでオレが来るの待ってたの??」

 

「えっと、、待ってた、というか、またここでお会い出来るような気がして。。」

 

随分キャラが変わるもんだな、と思いつつ

 

「なにそれ?やべーな笑

なんだよその勘、占い師かよ笑」

 

予想の言葉に笑う稑。

 

「ホントっ!今思うと、ヤバイですね?私。笑」

一緒になって笑う。

 

「アンタさ、今のほうがカワイイよ。

いつも、そうしてたら?笑」

 

えっ??

 

返す言葉が見つからない梓を置いて、

 

稑は、急いで店の中に駆け込んで行った。