L'homme du destin 〜運命の人〜 花より男子二次小説

花より男子二次小説。漫画の展開からのタラレバ話を世代を超えてつくってみました。自己満足レベルなので、あしからず。

「コンコンッ」

 

「どうぞ。」

類が、返事をした。

 

社長室のドアが開き

 

「よお、類!」

と、片手を上げて司が入ってきた。

 

「司!どうした?」

 

「近くで会議があってな、寄ってみた。」 

 

「久しぶりだね。」

 

 「あぁ、お互い忙しくしてるからな。」

 

あ〜疲れた、とつぶやき、社長室のソファに腰掛けた。

 

秘書が離席し、2人きりになった。

 

「あのさ、言いにくい事言っていい?」

類が口を開く。

 

「なんだそれ?笑」

 

「言っても、殴らないでよ?」 

 

「は?何だよ一体。」

 

「あのさ、梓ちゃんの事なんだけど。。

あの子に勘違いさせちゃってた、っていうか、

オレの事、そーいう目で見てたみたいで。。。」

 

「。。。。」

 

「だけど、オレは、ずっと自分の娘みたいに

思ってたし、大切な親友の娘としか見てない、って言った。」

 

「。。。そうか。類、なんか悪かったな。

父親のオレが、してやれない事ばかりで、

昔の事もあったし、オマエの事を、特別に慕ってたのは、うすうす気付いてたんだよ。。。」

 

「。。うん」

 

「ありがとな。オレにも梓にも、正直に伝えてくれて。」

 

「大事にしてあげなよ。」

 

「、、、あぁ」

 

何かを考えながら、司は小さく答えた。