L'homme du destin 〜運命の人〜 花より男子二次小説

花より男子二次小説。漫画の展開からのタラレバ話を世代を超えてつくってみました。自己満足レベルなので、あしからず。

結局、梓は、無理やり車に乗せられていた。

 

「だからっ、何でもないんだって!」

 

何であそこにいたのか? 

一緒にいたヤツは誰なのか?

 

問い詰める司に、苛立つ梓。

 

「いいでしょ?別に悪い事してたわけじゃないんだし。チョットした、知り合いなだけなんだから。」

 

「チョットした知り合い??

名前ぐらいは、知っているんだろうな?」

 

「名前?。。。」

 

「名前も知らないヤツと一緒に、うろうろしていたワケか??」

 

黙り込む梓。

 

「梓。自分がどういう立場の人間か、分かってるんだろうな??」

 

「見ず知らずのヤツに、付いて行っていいと思うか?何かあってからでは、済まされないんだぞ。」

 

顔下に向けたまま、何も言えない梓。

 

この、じゃじゃ馬娘が!と思いながら

自分の過去と、重ね合わせしまう司だった。