L'homme du destin 〜運命の人〜 花より男子二次小説

花より男子二次小説。漫画の展開からのタラレバ話を世代を超えてつくってみました。自己満足レベルなので、あしからず。

待ち合わせの店の前で待つ梓。

 

この間、稑が言っていた〝お気に入りの場所″に、今日こそ行く約束をしていた。

 

チラッと時間を見た。

 

約束は、15時。。。

 

時間は、15時30分。。。

 

どうしたんだろう、、、

やっぱり、会うのイヤになっちゃった?? 

なんで、連絡もくれないの??

 

不安でいっぱいの梓は、その場にしゃがみ込んでしまった。

 

「ねぇ、ねぇ、大丈夫?どうかした??」

 

 

優しい声で、話し掛けてくる声。

 

 

「あっ、ああ、大丈夫です。。。」

 

 

 

立ち上がろうとすると、手を差し出してきた。

 

 

 

「女の子が、こんなところに1人でいちゃ危ないよ。しかも、君、相当カワイイし笑」

 

 

優しいフリして、危なそうな感じだと思い、

その場から逃げ出した。

 

 

「なぁんだ。思ってたより、カワイイ子じゃん。道明寺梓チャン笑」

 

 

 

逃げて言った梓を目で追いかけながら、その男は、不気味に笑った。