L'homme du destin 〜運命の人〜 花より男子二次小説

花より男子二次小説。漫画の展開からのタラレバ話を世代を超えてつくってみました。自己満足レベルなので、あしからず。

司は、黙って玲人の話を聞いていた。 

 

「それで?彼女とは?」

 

 

「それっきり、、、音信不通です。」

 

 

「それでいいの?」

 

 

「、、、、」

 

 

「彼女の事、本当に愛してたのか??  

このまま、中途半端に気持ちを引きずったまま、先になんて進めないんだぞ。  

君も、彼女も。。。

ちゃんと自分の気持ちにケジメをつけるべきだ、、、。

オレが言えた立場じゃないが。。。」

 

 

 

 

 

 

「あの、、、道明寺さん、

やっぱり梓さんとの結婚は、僕から破棄させて頂けませんか?勝手なお願いだとは、承知の上ですが。。。」

 

玲人は、頭を下げた。

 

 

 

司は、無言で頷いた。

 

 

 

「で、どうするつもり??」

 

 

 

 

「はい、とにかくフランスに行って、彼女を探して、何もかも謝ってきます。許されるとは、思ってませんが、、、。」

 

 

「、、、後悔するなよ。

あとの事は、こっちに任せればいいから。」

 

 

「はい。。。あの、話聞いて頂いてありがとうございました。」

 

 

 

最後に一礼すると、玲人は店から出て行った。

 

 

 

 

 

「司です。神崎玲人と、梓との結婚の話ですが、双方が、破棄したいとの事で一致しました。そういう事なので、この件は、ここまでにして下さい。」

 

司は、用件をだけ伝えると、あっさりと電話をきった。