L'homme du destin 〜運命の人〜 花より男子二次小説

花より男子二次小説。漫画の展開からのタラレバ話を世代を超えてつくってみました。自己満足レベルなので、あしからず。

2017-04-10から1日間の記事一覧

目の前にいる、見知らぬ男に怒鳴られ、ボー然としたままの梓。 今まで、怒鳴られたことなんてない。ましてや、人前でなんて。 この状況が見世物になっている恥ずかしさや、私も被害者じゃない、という怒りとはうらはらに、初めて誰かに真剣に怒られたことに…

滋おばさまと会ったのは、何年ぶりだろう。 青山で一緒に買い物を楽しんだ後、 カフェで、 久しぶりの再会に、話が弾んでいた。 「あの、、、おばさま。今日は、どうしても聞きたいことがあって、お呼びしたんです。。。」 「何かしら??梓ちゃんのお願いな…

ルイ君の中に、私の知らない誰かがいる。。。きっと想い続けてる。。 私の生まれる、ずっ~~っと前から、、、 パパと、取り合ったって、、、そんなステキな女性(ヒト)なの??どんな女性(ヒト)?? パパに聞いても、絶対教えてくれないって わかってる…

第2章①

20人分のコーヒーを両手に下げて、 稑がコーヒーショップから出てきた。 社内のコーヒーマシーンの調子が悪く、 午後の会議に間に合わないため、 急遽、稑が買い出しに走っていた。 急ぎながらも、細心の注意を払って運んでいた。 その時だった、 両手一杯に…

⑰決別

司がNYに立ち、それぞれの道を歩む事になった 17歳の冬。 その頃の事は、あまり覚えていない。 思い出したくない。。 F3とは、今まで通り学校の中でも会っていたし、以前と変わらず接していた。 。。。ただ、どうしても、3人の向こう側に、 道明寺の姿を、思…

⑯憶測

「梓、元気出しなって!」 「オトコは、類さんだけじゃないって!!」 「私達、まだ10代なんだからね〜。 コワイものなしっ!!」 いつもの騒がしいメンバーが、励ましに来ていた。 「うん。。。」 「あんた、まさかオッケーしてもらえると思ってた??っん…

⑮想起

つくしと、稑が向かい合わせで座り 夕食をとっている。 「稑、あなたバイト始めたって言ってたけど、 どんな仕事??」 「母さんには、まだ話してなかったっけ?? んー、まぁ会社の資料作りとか、雑務とか? そんな感じかなぁ」 「どんな会社なの??」 「…

⑭失恋

誰もいない屋上に、一人ポツンと座っている梓。 さっきまで、誰かに怒鳴り散らしていた 気がしたけど。。。 あれは、誰だったの?? まぁ、どうでもいっか。。。そんな事。 きっと、どうでもいいこと。。 私、、、 どうして、ここにいるんだっけ?? 、、、…