⑧
買い物を終えて、店から出てきた稑。
すると、出入口の外で梓が待っていた。
「あれ?まだ帰ってなかった??」
「あの、、、荷物お持ちします。」
「だから、キャラが違いすぎだって笑
ありがと、でも大丈夫だよ。
今日はこれだけなんで。」
笑顔で、片手に下げた小さい紙袋を見せる。
「あ、チョット待ってて!」
また店に戻る稑。
しばらくして、両手にカップを持って戻ってきた。
「はい!コレ。」
「ん??」
理解できない様子の梓。
「お嬢さまのお口に合うかどうかわかりませんが、どうぞ召し上がれ笑」
冷やかし気味に笑い、カップを渡した。
「あ、ありがとうございます。
頂きます。」
チョット恥ずかしいそうに、
カップを受け取る。
「もし良かったら、この近くに景色のイイ場所があるから、そこでコレ飲まない??」
「。。。」
「大丈夫だよ、何もしないから笑
君、タイプじゃないし笑」
「はっ!?💢」
「あ、本性でた笑」
「いいとこなんでしょうね??
変なとこだったら、許さないんだから!」
「ハイハイ笑」
稑が先に歩き、半歩後を梓がついて行った。