L'homme du destin 〜運命の人〜 花より男子二次小説

花より男子二次小説。漫画の展開からのタラレバ話を世代を超えてつくってみました。自己満足レベルなので、あしからず。

「ねぇ、どこまで行くの??」

 

少し不安そうに、梓が答えた。

 

「着いたよ、この上。」

 

稑は、ビルの目の前で立ち止まり、

上の方を指さす。

 

 

 「ここ。

オレがバイトでお世話になってる会社なんだ。

こっそり入れる場所だから。」

 

 

「、、、」

 

「??

心配しなくても、大丈夫だよ。

入ったのバレても、オレ、ここの会社の人にチョット顔がきくからさ。」

 

 

私も、顔がきくんだけどな、、、。汗

 

 

と思いながら、だまってついて行く。

 

 

 エレベーターが来るのを待つ2人。

 

上階から降りてきた、エレベーターの扉が開いた。

 

 

「アレッ?梓ちゃん」

 

「梓?ここで、何してるんだ?」

 

 

 類と司が、目の前から降りてきた。

 

 

 

「えっ!?花沢社長と知り合いなの!?」 

 

 

 「、、、、」

 

 

「梓ちゃん、何か用事だった??」

 

 

「あ、、いや、、、」

 

 

チラっと稑の方を見つつ、言葉につまる梓。

 その様子を見ていた司。

 

 

 「梓。用事がないから、帰るぞ。」

 

 

 

司が、梓の腕を掴み連れて行こうとする。

 

 

 「チョット!、、イヤっ!待ってよ!!」

 

勢いよく、腕を振り払うとする。

 

 

 

「あのっ!彼女嫌がってるみたいなんで、やめてあげてくださいっ!!」

 

稑が、司の腕を掴んだ。

 

 

「、、、オマエ誰だ?関係ないやつは、どいてろ。」

 

 

 「あの、あなたこそ、何なんですか??」

 

 

「は?オレか??オレはな、こいつの父親道明寺司だよ!文句あるのか!?」

 

 

 

 

道明寺司?って、道明寺グループの社長か??

 

 

今、コイツ梓って呼ばれてたな、、、

道明寺梓???

 

 

どこかで聞き覚えのある名前だった。