L'homme du destin 〜運命の人〜 花より男子二次小説

花より男子二次小説。漫画の展開からのタラレバ話を世代を超えてつくってみました。自己満足レベルなので、あしからず。

あの日から、ずっと彼女の名前がひっかかり、頭から離れずにいた。

よく考えてみれば、どこかで会っていた?顔も見覚えがあるように思えてきた。

 

青山で最初に会った女王様キャラから一転、意外とかわいらしい一面も持ってたんだな、とそのギャップを思い出し、また笑ってしまった。

 


「なあに?何かいいことあった?」

 

「べっ、別に?何で?」

 

「今、ニヤニヤしてたわよ?」

 

「なっ、何にもないよっ!」

 

つくしの鋭い突っ込みが続く。

 

 

「もしかしてっ!彼女できたの??」

 

 

「えっ!?彼女?ま、まだそんなんじゃないよ。名前しか知らないんだから。」

 

 

「まだ?」
ニヤッと笑い陸を見た。

 

「そうだよ、この間初めて会って、名前しかわからない。」

 

 

「へぇ~、名前しかね~笑カワイイの?」

 

 

「えっ?わかんないよっ、そんなの!」

 

「恥ずかしがっちゃって笑お付き合いするなら、母さんにも、ちゃんと紹介してよね。」

 

 

「だから、そんなんじゃないって!?」

 

激しく動揺する姿をみて、息子の成長を感じるつくしだった。