L'homme du destin 〜運命の人〜 花より男子二次小説

花より男子二次小説。漫画の展開からのタラレバ話を世代を超えてつくってみました。自己満足レベルなので、あしからず。

「梓ちゃん、君は恋愛をしたことがある?」

 

「えっ??」

 

「僕は、恋愛は、信じてないんだ。お互いに駆け引きしたり、責めたり、嘘ついたり、辛いことばかりでしょ?時間ばかり、費やして。」

 

「だから、君との事は、運命だと思ってる。君のその目を見たときに、これだ!僕の探していたものは、これなんだ、と確信したんだよ。」

 

少し間が空いて、梓が答えた。

 

 

「私も、恋愛って、正直どういうものか、まだわかってないと思います。でも、自分以上に誰かの事を大切に思ったりする気持ちって、羨ましいとなって。。。」 

 

「フフッ」

 

「なっ、何がおかしいんですかっ!!」

 

 

「いや、ゴメン。そういう理想論で、君との関係を築くつもりは、無いんだよ。惚れた腫れたで済む恋愛は、とっくの昔に終わってるんだよ、、、、」

 

 

何かを思い出したものを、かき消すかのように玲人は言った。

 

 

「君は、僕にとって、ずっと美しい姫(プリンセス)でいてくれればいいんだよ。」