L'homme du destin 〜運命の人〜 花より男子二次小説

花より男子二次小説。漫画の展開からのタラレバ話を世代を超えてつくってみました。自己満足レベルなので、あしからず。

梓は、久しぶりに司と食事をしていた。

 

「梓、おまえ、本当にいいんだな?」

 

梓は、しばらく黙って答えた。

 

「はい。玲人さんは、優しいですし、

何度か会ううちに打ち解けてきました。」

 

 

 

「、、、そうか。お前が納得してるんだったら、オレは何も言わない。」

 

 

「お父様も、お母様とお見合いだったんでしょ?」

 

「梓、オレは道明寺の跡継ぎとして、結婚したんだ、、、1人の男としてではなく、道明寺の人間としてだ。」

 

「もちろん、お前の母親の事は嫌いではなかった、、、、

オマエは、家のことを考えずに、1人の人間として、自分の生きたい道を行ってもいいんだぞ。自分で、選べるんだ。」

 

 

「どうして、そんな事言うの??」 

 

 

「後悔して欲しくないからだ。自分の人生だ。

誰のものでもない、誰かに指図されて決めるものじゃない。」

 

 

梓に、ある気持ちがフッと蘇った。

 

しばらく忘れていた気持ちだった。